
秋の訪れとともに、今年もりんごの季節がやってきました!🍎🍂
日本のりんごはとても甘くておいしいけれど、私は毎年この季節だけの紅玉(こうぎょく)が大好きです。
酸味があって、ルビーのように赤い紅玉は、お菓子作りにぴったりのりんご。
しかも出回る時期が短いので、店頭で紅玉を見かけると、ちょっと嬉しくなります。そして同時に、「あれも作りたい、これも作りたい!」と、少し焦ってしまいます。
アップルパイに、タルト・タタン、りんごケーキ、焼きりんご、りんご餃子……。
作りたいものは、次々と浮かんできます。
そんな中で、私がまず最初に作るのは、いつもアップルクランブルです。
作り方はとてもシンプルなのに、焼いている間には家いっぱいに秋の香りが広がって、なんともいえない幸せな気持ちになります。
そして、このお菓子には私にとって特別な思い出があります。

初めて食べたアップルクランブル
学生の頃、私はイギリスに約1か月間ホームステイをしました。
夕食の最後は、毎晩のようにおいしいデザートがテーブルに登場します。
私はそれが楽しみで、毎晩ワクワクしながら待っていました。
ホストマザーは、よくアップルクランブルを焼いてくれました。
彼女は、アップルクランブルはイギリスでとても愛されているデザートのひとつだと話してくれました。
そしていつも、白くて大きなピッチャーから温かいカスタードソースをたっぷりとクランブルにかけてくれました。
そんな温かくて贅沢なデザート、日本では食べたことがなかったので、初めて食べた日は本当に胸ときめきました。
まさに、一口で恋に落ちたような瞬間でした。
私のホストファミリー
私がお世話になったホストファミリーはまるで絵本のような家族でした。
優しくて知的なスコットランド人のお父さん。
温かくて明るいアイルランド人のお母さん。
おしゃべりが大好きな、かわいい5歳の女の子。
そして、おとなしくていつもご機嫌な女の子の赤ちゃん。
そこに、大きくて賢い犬のFreddyもいました。

私はそんな家族に囲まれて、笑い声の絶えない毎日を過ごしました。
夢のような1か月のホームステイが終わり、日本へ帰らなければならなくなったときには、私は泣いて、泣いて……顔が腫れるほど泣きました。
でも、仕事を始めてから、また彼らに会いに行くためにお金を貯めて、
そして実際に、何度もイギリスを訪れました。
息子と一緒に、17年ぶりの再会
それから何年も経ち、息子が高校生になった頃、私は息子と一緒にホストファミリーを訪ねました。
お父さんもお母さんも昔と変わらず優しく、かつて小さな女の子だった二人は、すっかり美しい若い女性に成長していました。
久しぶりの再会は、とても感慨深いものでした。
そして面白いことに、小さかった二人の性格は昔のまま。
おしゃべり好きな姉の方は、語学を勉強していて、将来はフランスで学びたいと話していました。
妹の方は、穏やかで芸術的な雰囲気を持つ女性に成長していました。
息子はシャイで、あまり多くを話しませんでしたが、私にとっても息子にとっても、とても貴重な経験になりました。
りんごの季節になると思い出すこと
毎年、りんごの季節がやってくると、私はイギリスで過ごした日々と、温かく私を迎えてくれたホストファミリーのことを思い出します。
そして、あのとき初めて食べた、温かいカスタードソースをたっぷりかけたアップルクランブルの味も。
今年も紅玉を見つけたら、あの頃を思い出しながら、アップルクランブルを焼こうと思います。🍎
アップルクランブルを作る様子を、ショート動画にもしました。
焼き上がったクランブルに、た〜っぷりのホットカスタードソース。
よかったら、こちらも覗いてみてください。


私のイギリスでのホームステイについては、現在noteでも少しずつ綴っています。
初めて海外へ行ったときのこと、ホストファミリーとの出会い、そして何年も経ってからの再会まで。
りんごの季節に思い出す、私の大切なイギリスの思い出。
よかったら、こちらもぜひ読んでみてください。🇬🇧🍎

ここまでお読みくださってありがとうございました。
畑のWANOKA
※本記事の写真・画像の無断転載・使用はご遠慮ください。


コメント