梅のある暮らし:手仕事の楽しみ💛

梅の季節がやってきました。毎年この時期になると、梅の実を丁寧に仕込む「梅仕事」の時間が待ち遠しくなります。甘酸っぱくて豊かな梅の香りに包まれながら梅シロップ梅干しを作る喜びは格別です!✨

梅は夏の暑さを乗り切るための心強い味方。今回は、初心者でも簡単にできる梅仕事の方法と、その梅を使った美味しいレシピをご紹介します。自然の恵みを感じながら、手作りの楽しさを味わってみませんか?

梅の豆知識

  • 学名Prunus mume
  • 原産地:中国
    日本には奈良時代に伝わったとされ、当初は“花を愛でるため”の植物だったそうです。
  • 効能:梅干しに含まれるクエン酸には、
    • 疲労回復
    • 抗菌作用
    • 食欲増進
    • 消化促進
      などの嬉しい効果が✨
  • 梅雨の語源:実は、「梅の実が熟す頃に雨が多いから=梅雨(ばいう)」という説が有力!
  • “三毒を断つ”:昔から言われる「梅は三毒を断つ」とは、
    「食の毒・血の毒・水の毒」を取り除くと言われ、日本の伝統的な健康食として根付いてきました。
  • 梅には“いのちの再生”という意味もあり、熟した実を“保存食”にするのも、酸味で“今”を浄化するのも、全部が“命を繋ぐ知恵”でもあるそう。💫

梅のレシピ

毎年我が家では青梅のシロップ漬けを作ります。今年は知り合いの梅農家さんの梅畑まで足を運び収穫体験をさせて頂く予定でしたが、その日があいにくの大雨で。。☔️

雨の日は梅が痛むので収穫できず後日配達していただきました。梅が届いたら、部屋中が甘酸っぱいいい香りで包まれました♪数日かけて梅仕事をしながら、幸せな気持ちで香りを楽しみましたよ!💖

梅干し

数年前から始めた梅干し作り。ずっと昔から、そんな手作りの暮らしがしたいとと憧れてきました。

なんだかんだで忙しく毎年断念していたけれど、ようやく毎年自分で漬けるのが定着してきました。何しろ、余計なものを入れない昔ながらのシンプルな梅干しは、酸っぱいけど美味しい!😚

今年は赤紫蘇で漬ける梅干しと、塩だけで漬ける梅干しと2種類作りました!

【材料】

黄梅(完熟梅)1kgにつき粗塩150〜200g 赤紫蘇(市販):梅1kgにつき赤紫蘇250g

【準備】

 梅の選別と洗浄 – 傷や青い部分を取り除き、きれいに洗い、しっかりと水気を切りヘタを取ります。

【作り方】

1. 梅と塩の交互に重ねる – 大きめの容器に梅と塩を交互に層になるように重ねていきます。 最後に梅の上に塩を均等に振りかけます。

2. 重石をのせる – 梅が浮かないように重石や皿などの重しをのせます。 重石の上にラップや布をかぶせて、空気や虫の侵入を防ぎます。

3. 発酵・漬け込み – 容器を涼しい場所に置き、毎日または数日に一度、梅と塩が均一になるように軽く振り混ぜると良いです。 約2週間から1ヶ月程度で梅酢が上がってきます。

4. 梅酢が十分に上がったら – 梅酢に漬けたまま保存しても良いですし、梅だけを取り出して乾燥させる方法もあります。

5. 梅の乾燥 - 梅を取り出し、晴れた日に3〜4日間よく干します。途中、裏表を返します。梅1kgにつき赤紫蘇250g(市販)と梅、梅酢を全体が浸るように容器に入れます。

6. 保存と熟成 - 常温の涼しい場所で1〜3ヶ月ほど寝かせた後、出来上がりです。 時間が経つほどに味がまろやかになり、より美味しくなります。 

青梅のシロップ煮

【材料】青梅:1kg  きび 砂糖:梅の約50%〜70%(500g〜700g程度) 水:適量(梅が浸るくらい)

【作り方】

1. 梅の下処理 – 青梅は洗って、傷や青い部分を取り除きます。 竹串や爪楊枝でヘタを取り除き、小さいフォークなどで穴を開けます。

2. 梅と水を鍋に入れる – 鍋に梅と梅が浸るくらいの水を入れ、弱火にかけ60℃くらいで湯を捨て、これを2〜3回繰り返します。

3. 砂糖を加えて煮る -砂糖と水を鍋に入れて火にかけ、砂糖が完全に溶けるまでよく混ぜ、梅を入れて弱火で5分ほど煮て火を止めます。

4. 冷まして保存 – 冷めたら清潔な瓶や容器に移し、冷蔵庫で保存します。

完熟梅の紅茶煮

【材料】
梅 500g
きび砂糖 100g(甘さ控えめです)
水 500g
ティーバッグ 1〜3袋

作り方は↓こちらのインスタでご紹介しています♪

梅ジャム

完熟梅の甘みと風味を活かした美味しいジャムです。ヨーグルトに、クラッカーに、楽しみ方色々♪

【材料】

完熟梅:1kg きび砂糖:600g〜800g(お好みで調整) レモン汁:大さじ2〜3

【作り方】

1. 梅の下処理 – 完熟梅は洗って、傷や青い部分を取り除きます。ヘタも取り除きます。

2. 梅と砂糖を鍋に入れる – 梅と砂糖を層になるように鍋に入れます。 最後にレモン汁を加えます。

3. しばらく置く – 30分〜1時間ほど置いて、梅から水分と果汁が出るのを待ちます。これにより、煮るときに早く柔らかくなり、味も馴染みやすくなります。

4. 中火で煮る – 鍋を中火にかけ、時々かき混ぜながら、梅が柔らかくなり、ジャム状になるまで煮ます(約20〜30分)。

5. 仕上げと調整 – 煮詰めてとろみがついたら、火を止めます。

6. 瓶詰めと保存 – 熱いうちに清潔な瓶に移し、密閉します。常温で冷ましてから冷蔵庫で保存してください。

梅シロップで簡単ケーキ

余った梅シロップは暑い日に炭酸で割って飲んでも美味しいですし、梅ゼリーにしても美味しいですね!

梅シロップを混ぜてちょっと甘酸っぱい梅の風味が楽しめる簡単ケーキを作ってみました♪

【材料(18センチの型)】

ホットケーキミックス:200g

甘酒:100ml

米油:50ml

梅シロップ:大さじ3〜4(お好みで調整)

卵:1個

牛乳か豆乳:適量

【作り方】

1. オーブンの予熱 – 180℃に予熱しておきます。

2. 材料を混ぜる – 大きめのボウルに、ホットケーキミックス、卵、甘酒、米油、梅シロップを入れます。 しっかりと泡立て器やゴムベラで、ダマにならないように均一になるまで混ぜます。牛乳か豆乳で調節します。

3. 型に流し入れる – クッキングシートを敷いた型に生地を流し入れます。

4. 焼く – 予熱したオーブンで約25〜30分焼きます。 焼き上がりの目安は、竹串を刺して何もついてこなければOKです。

5. 冷ます – 焼きあがったら、型から取り出し、網の上で冷まします

手羽元の梅シロップ煮

梅のさっぱりとした風味が効いた、優しい味わいの煮込み料理です。(写真を撮りそびれました💦)

【材料(2〜3人分)】

手羽元:6〜8本 ゆで卵:4個 梅シロップ:大さじ4〜5(お好みで調整) しょうゆ:大さじ1〜2

だし汁または水:300ml 生姜(薄切り):適量

【作り方】

1. 下準備 – 手羽元は軽く洗い、水気を拭き取ります。 ゆで卵は殻をむいておきます。

2. 鍋に材料を入れる – 鍋にだし汁または水を入れ、手羽元、しょうゆ、梅シロップを加えます。 生姜の薄切りも入れます。

3. 煮込む – 中火にかけ、アクを取ったら蓋をして約20分煮込みます。

4. ゆで卵を加える – 煮込み途中で、ゆで卵を加えます。 さらに10分ほど煮て、味をなじませます。

5. 仕上げ – 煮汁が少なくなり、手羽元に味が染みたら火を止めます。

赤紫蘇のふりかけ

梅干しに使った赤紫蘇を干してふりかけにしたら、嬉しいご飯のお供に。♪

梅酢を絞って、晒しを敷いたザルの上に紫蘇を並べて、晴れた日に1、2日干します。

カラカラに乾いたら、ミルで粉々にします。

まとめ

いかがでしたか?最後まで読んでくださってありがとうございました!!✨

この時期だけの梅仕事を、是非楽しんでくださいね!

あなたの楽しみ方も是非教えてください♪

このブログでは、「旬の食材を、旬のうちにめいっぱい楽しみたい!」という、
ちょっと欲張りな私の「マスト料理」や「マストおやつ」をご紹介していきます🍴💕
よかったら、ごはん作りやおやつ作りの参考にしていただけたら嬉しいです☺️

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